合唱曲集「崩楽」
2005
詩:篠原資明 詩集「崩楽」
混声合唱(3ソプラノ、3アルト、3テノール、3バス)
2005田中信昭奨励委嘱新作
この作品は、ピアノソロ曲『よろこびの舞』、マリンバとアコーディオンのデュオ曲『顔黒』(がんぐろ)に続く、天下泰平、千秋万歳、五穀豊穣を祈願する儀式の「翁」(おきな)をテーマとた作品群の一つでもあります。『よろこびの舞』では、神格化した老人翁の舞に、『顔黒』では黒い面をつけた三番叟の舞に、この『合唱曲集「崩楽」』では、若さと永遠の命の象徴である千歳(せんざい)の舞に相当しています。儀式や能の「翁」の千歳の舞部分では、<鳴るは瀧の水 鳴るは瀧の水 日は照るとも 絶えずたうたりありうどう>という詞がつけられ、日が照り続いても絶えることのない永遠の命としての滝に注目しました。以前から篠原資明氏の方法詩作品を音楽作品にできないかと考えていましたが、数ある氏の滝をテーマとした作品の中で『詩集「崩楽」』を選びました。旋律と表情は一つの詩の方法を、和音と合唱の人数と構成は詩集の方法を参照しています。また、88の詩から構成されているので、88の滝を巡って天下泰平を祈願し、全部で一つの大きな滝となるように仕上げました。
【演奏記録】
第16回創る会-委嘱合唱作品初演演奏会
2005年8月14日(日)14:30開演
四谷区民ホール
入場料:2000円
演奏:創る会
|