WORKS+Performance Data SACHIYO TSURUMI

顔黒
GANGURO
2005

marimba, accordion

ガングロときいて思うのは、女子高生が日焼けサロンで黒くなった肌に強烈なお化粧をしていた姿でしょう。ああしたグロテスクな美は、何も女子高生に限る事ではなく、全ての人々の心の奥に潜み、あの世とこの世を繋ぐような力をもつ重要な要素であると思います。また、この作品は、ピアノソロ作品『よろこびの舞』から続く、天下泰平、千秋万歳、五穀豊穣を祈願する儀式の「翁」(おきな)をテーマとた作品群の一つでもあります。「翁」では、白い面をつけた翁に対し、それの解説役として黒い面をつけた三番叟が登場します。三番叟は、大地を踏んで悪霊を払い、種を播く所作を行うことをして、五穀豊穣を祈願するといわれますが、農耕技術が始まってからの時代において、豊作かどうかは当然切実です。しかし、ただそれだけではなく、人々の心にあるあの世に対する恐れをも代弁している存在であることは自然で、むしろこちらの役割としての三番叟部分として作曲されました。

【演奏記録】
スカンジナビアから極東へ
手風琴の日本楽旅
フローデ・ハルトリ アコーディオンリサイタル in神奈川
2005年4月20日(火)19:30開演
神奈川県民ホール(小)
入場料:2500円 当日3000円
演奏:
加藤訓子(マリンバ)
Frode Haltli(アコーディオン)